こんにちは。 14日午後9時26分、熊本県で震度7の内陸直下型地震が起こりました。
甚大な被害が出ています。被災者の皆さまに心からお見舞い申し上げます。

今回の地震で被害を受けた熊本城の無残な姿を見ると、本当に残念でなりません。
熊本県では、明治時代の西南戦争によって、ほとんどが焼失した熊本城を復元するため、「一口城主制度」というクラウドファウンディング制度を取り入れ、1997年からの10年間で県内外の約27,000人から12億6,000万円もの資金が集まりました。

「一口城主制度」とは、一口一万円で熊本城主になれるというもので、寄付をすると、「城主証」と対象施設で特典を受けられる「城主手形」が発行され、熊本城天守に据え付けられる芳名版に名前が永久に刻まれるというものでした。

この制度で集まった寄付金等により、第一期の復元工事が2007年に完成、翌年の2008年には入場者数が200万人を超えました。美しく復元された熊本城は熊本観光の目玉になり、多くの観光客の呼び込みに貢献しました。その後、この制度は小田原城や二条城、名古屋城など全国に広がっています。

松阪にも以前はお城があり、その跡地が松阪公園になっています。公園内には、古事記の研究で有名な本居宣長記念館や歴史民俗資料館などがありますが、正直、観光地としては弱い。一度は松坂城復元を望む声が上がったものの、反対意見もあり、実現しなかったと聞いています。しかし、熊本県のような例もあることから、「一口城主制度」を取り入れるなどして、松坂城復元に取り組んでいくべきではないのかな、と個人的には思っています。

実は、熊本城の「一口城主制度」、どこかで聞きつけた情報に母が乗り、我が家では1997年の開始早々に一口城主になっていました。復元後、「城主証」「城主手形」が届き、過ぎた年月の長さに驚くと同時に行ってみたい気持ちで一杯になりました。

ところが、その当時は自分たちを取り巻く環境がそれを許さず、結局一度も訪れることができないままになっていました。地震であのような姿になってしまうのなら、何としてでも行っておけば良かったと残念な気持ちで一杯です。

今回、地震で激しく損傷してしまった熊本城ですが、平成21年より第二期復元整備計画がスタートし、新たに「新一口城主制度」として寄付金を募っています。これら善意の寄付金等で、また必ず復元していけると信じています。その時こそは、絶対に訪れてみたいと思います。

被害を受けられた皆さまが、一日も早く、元の生活に戻れるように祈っています。

※一口城主制度について、現在、通常の事務手続きを行うことが困難な状況ということで受付休止となっているようです。お申し込みの際は、熊本城のホームページで確認をしてくださいね。

追記:平成28年11月1日より、「一口城主制度」を「復興城主制度」と改めて再始動されました。詳しくは熊本城ホームページをご覧ください。