こんにちは。今日は10月6日、「国際協力の日」です。日本が、1954年10月6日、コロンボ・プランというアジアや太平洋地域の国々の経済や社会の発展を支援する協力機構に参加することを決めた日、とのことです。

ニュースなどで見聞きする政府開発援助(ODA)のことですね。簡単に言うと、先進国が発展途上国に対して無償で行う技術的、金銭的な援助のこと。日本は、ODAを通じて飢餓や貧困、環境問題などの解決に向けて国際社会の一員として貢献しています。これらの問題を解決していくことが、結果的に世界の平和と安定につながり、日本にとっても利益になってくるのですね。

様々な紛争は社会不安から起こると言われています。世界の平和と安定に向けて、今後も各国が力を合わせて取り組んでいく必要がありますね。そして、世界中から悲しい事件がなくなってほしいと願います。

さて、今年のノーベル文学賞が発表され、長崎市生まれの日系英国人作家カズオ・イシグロ氏が受賞されました。イシグロ氏は、1989年、35歳という若さで「日の名残り」という作品で英語圏最高の文学賞であるブッカー賞を受賞されたイギリスを代表する作家です。

日本では、イシグロ氏の代表作の1つ、「わたしを離さないで」が2016年1月にテレビドラマ化されました。この作品は、臓器提供のために造られたクローン人間としてその生涯を終える若者達が、そんな境遇の中でも精一杯生きようとする、切なく悲しい心情を描いた作品です。

私は、当時原作のことは知らずにこのドラマを見ていたのですが、その中で、とても印象に残ったセリフが、まさに「わたしを離さないで!」でした。亡くなってしまうクローン人間の女性が、この言葉を親友に向けて必死に叫びながら最後の臓器提供に向かうというシーンでした。たまらない気持ちになりました。

世界には、臓器売買が横行している地域もあり、この作品が完全にフィクションとは言えない現状があります。クローン人間という非現実的な世界の作品であったからか、あまり数字的には良くなかったようですが、この賞を機に、原作だけでなくこのドラマにも注目が集まるかもしれませんね。

原作も是非読んでみたいと思います。